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2021.03.09
イベント

令和2年度 創造農村ワークショップ in 多良木町(オンライン配信)のご案内

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※本ワークショップは、令和3年1月19日(火)に実施予定であったものを延期して開催するものです。

多良木町は九州島の真ん中、熊本県の南側、宮崎県や鹿児島県と接する「球磨」と呼ばれる盆地の東側にあります。平成27年4月に人吉球磨地域で申請した「日本で最も豊かな隠れ里―人吉球磨」の物語が日本遺産に認定されましたが、この物語の主人公である「相良氏」は、鎌倉時代初期から明治維新までの合計約670年間を同じ地域で領主として存続した武家で、日本の歴史上、大変珍しい存在です。多良木町はその物語の主人公 相良氏の発展の足掛かりとなった土地です。

日本遺産の構成文化財である「球磨焼酎」は、地理的表示規定(球磨焼酎の世界的な保護)と地域団体商標登録(地域ブランドの保護)を受けています。この球磨焼酎PRイベントとして「七つの蔵の利き酒と味祭り」を開催しています。また、多良木の文化を世界へ発信するために、球磨地域にしか伝承されていない“じゃんけん”の起源と考えられている球磨拳をキーワードに、球磨拳世界大会を毎年10月に開催しています。

令和2年7月豪雨は、人吉球磨地域にも大きな被害を与えましたが、多良木町では地域資源や文化財を活用した地方創生の取組を推進しています。今回、創造農村ワークショップを開催し、多良木町における創造農村の取組を紹介するとともに、創造農村が抱える課題等について、皆さんと意見交換する時間とさせていただきたいと思います。

●開催日:令和3年(2021年)3月22日(月)13:00~16:00(予定)
●内 容:
 12:30  開場
 13:00~13:15 開会
  ・吉瀬 浩一郎 氏(多良木町長)
 13:15~14:00 基調講演「創造農村における創造人材の確保・育成」
  ・大南 信也 氏(NPO法人グリーンバレー 理事)
 14:00~15:00 多良木町の事例発表
  事例①「大人も子どもも楽しむまちの居場所『たらぎのあそびば』
  ・西 希 氏(たらぎビジネスデザイン協議会 会長)
  事例②「創造的復興と日本遺産」
  ・永井 孝宏 氏(多良木町教育委員会 教育振興課 社会教育係 係長)
  事例③「今後のローカルを創造する」
  ・明石 照久 氏(一般財団法人たらぎまちづくり推進機構 代表理事)
  事例④「TARAKIYAプロジェクト―インクルーシブな社会の実現に向けて―」
  ・久保田 貴紀 氏(一般社団法人クロスロード 代表理事)
 15:00~16:00 パネルディスカッション・講評
  ・佐々木 雅幸 氏(創造都市ネットワーク日本 顧問)

●登壇者紹介:
大南 信也 氏(NPO法人グリーンバレー 理事)
 1953年、徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学院修了。過疎地域が生き残るための解決策を見いだそうと、1990年代初頭よりアートや環境を柱に地域と世界をつなぎ、グローバルな視点での地域活性化や、ワーク・イン・レジデンスによる若者や起業者の移住、ITベンチャー企業のサテライトオフィス誘致による雇用の創出などに取り組んでいる。“創造的過疎”を標榜し、クリエイティブな人材の持つアイデアやスキルの集積、融合によって各種地域課題の解決を進めている。ふるさとづくり有識者会議委員(内閣官房)、東北芸術工科大学客員教授、徳島大学客員教授。

西 希 氏(たらぎビジネスデザイン協議会 会長)
 結婚を機に球磨郡多良木町へ移住。多良木町地域学校協働本部統括支援員。地域と学校をつなぐコーディネーターとして従事。たらぎビジネスデザイン協議会会長。2010年から石倉マルシェchocottoを主催し、季節ごとに開催。2018年たらぎビジネスデザイン協議会を立ち上げ、たらぎビジネスキャンプや勉強会を開催。「こどもをまんなかに地域をつなぐ」をコンセプトに「はらっぱタイム」「たらぎのあそびばプロジェクト」など活動中。
 あたりまえの日常の風景に、心地よい非日常を作る。自然豊かな環境が人間の集中力や創造性を向上させる。場所の力はとても大きいと思っている。そこで感じる感動と人々の創造性をかけあわせ、新しい何かを生み出し、繋がりを深め、そこにしかない場所に最高の価値を見つけることで、地元をもっと好きになってほしい。高校生や若い人達にも参加してもらい、将来地元で生きていくことに夢と希望を持てるような事業に育てていきたい。

永井 孝宏 氏(多良木町教育委員会 教育振興課 社会教育係 係長)
 大学を卒業後、九州文化財研究所を経て、平成21年多良木町役場入庁。研究所ではメセナ事業をはじめ、史跡整備計画策定や歴史文化活用事業に携わる。

明石 照久 氏(一般財団法人たらぎまちづくり推進機構 代表理事)
 神戸市役所勤務(1974年~2006年)を経て,2006年から熊本県立大学准教授,教授,2012年から2014年まで同大学大学院アドミニストレーション研究科長,2016年定年退職,同年7月名誉教授。専門は公共経営,政策評価,行政組織論。2016年5月から2019年4月までは鹿児島県長島町において地方創生統括監補佐。2019年7月,内閣府の地方創生人材派遣制度により熊本県立大学から多良木町に派遣され,地方創生顧問に就任。町の「まち・ひと・しごと総合戦略」,総合振興計画策定関連の支援業務のほか,一般財団法人たらぎまちづくり推進機構の設立準備作業に従事してきた。大阪府豊中市出身。

久保田 貴紀 氏(一般社団法人クロスロード 代表理事)
 1996年熊本大学大学院工学研究科修了。一般社団法人ノオトと連携し、人吉球磨地域の古民家再生に「株式会社NOTE人吉球磨」が取り組む。その3軒目として、多良木町の古民家を“農福連携”で取り組む案件が進行中(多機能型事業所による運営)

●手  法:オンライン配信(ZOOMウェビナー)
●主  催:多良木町
●共  催:文化庁、創造都市ネットワーク日本(CCNJ)
●申込方法・期限:下記からご登録ください。
https://zoom.us/webinar/register/WN_JJSsud8rSmmT5xSTlFTW-A
 期限:2021年3月22日(月)12:00まで

※URLにアクセスできない等の不具合がありましたら、以下お問い合わせ先の株式会社地域計画建築研究所(アルパック)へご連絡ください。

【対象・定員】
 対象:創造農村・創造都市に関心のある自治体や団体の職員等
 定員:100名(参加費無料)

【お問い合わせ先】
2020年度文化芸術創造都市推進事業受託者
株式会社地域計画建築研究所(アルパック)
担 当:江藤、岡田
メールccnj@arpak.co.jp
電 話:080-9597-6196

多良木町教育委員会 教育振興課 社会教育係
担 当:永井
メールnagai@town.taragi.lg.jp
電 話:0966-42-1267
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