現代芸術の国際展部会 担当者ミーティング in 横浜
日程:2017年9月27日(水)
会場:BUKATSUDO(横浜市)
主催:文化庁、創造都市ネットワーク日本
共催:横浜市
参加者数:23名
担当者ミーティング「国際展における市民・企業参加」
1)トリエンナーレサポーターの活動紹介
講師:市原 幹也 トリエンナーレサポーター事務局コミュニティオーガナイザー
市原氏から、横浜トリエンナーレサポーターについて、全国芸術祭サポーターズミーティングについての活動紹介があった。サポーターはハマトリーツ!という愛称で呼ばれており、登録者数が1482名いる組織であり、月1回以上活動に参加する者が300名ほどいると述べた。活動内容は大きく3つに区分できると言う。1つ目はトリエンナーレ学校であり、アートや国際展について学ぶ機会として位置付けられ、専門講師を招聘して開催していると言う。2つ目は本展中の活動で、ビジターセンターの運営、ガイド活動、アーティストプロジェクト支援などがあげられると述べた。最後に、交わる、つながる、見る、支えるといった主に4つのテーマがあり、それらのテーマを元にグループごとに自主活動としてトリエンナーレのブラッシュアップに勤めていると語った。また、全国芸術祭サポーターズミーティングは、日本各地の芸術祭におけるサポーター活動を担う者同士が、交流を通じて経験を共有することで、その意義や在り方について考える機会を創出する場であると語った。このように市民レベルでトリエンナーレ活動についてディスカッションが行われたり、全国各地から集まり自らの活動について考えようと言う動きが起こっていることを伝えたいと述べた。
2)グループミーティング
テーマ:国際展における市民・企業参加について
3つのグループに分かれ、各自治体の担当者による芸術祭の事例を紹介、さらにそこから議論を深める会議となった。テーマが国際展における市民・企業参加とされたので、ボランティア参加や協賛企業について、先進事例、課題などの情報共有がなされた。特に、ボランティア活動については、各自治体共通の課題としてあり、継続的なボランティア参加や自主的な活動を求めたいなど、横浜の事例が参考になるようだった。企業参画については、主体的に芸術祭の実行委員に招いている地域があるものの、協賛金のみの関わりである地域もあり、積極的な協力体制の構築について議論がなされた。最後に、このように各事例を紹介し、先進地に習うことができる本会議の重要性にも触れられた。
視察 ヨコハマトリエンナーレ
国際展部会担当者ミーティングの前に、横浜美術館にて、ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」の視察を実施した。
視察 国際セミナー「接続する国際展・芸術祭」
国際展部会担当者ミーティングの前に、横浜美術館にて国際セミナー「接続する国際展・芸術祭」へ参加した。