平成26年12月、山形県鶴岡市は「食文化」分野でユネスコの創造都市ネットワークに加盟認定されました。「食文化」分野での認定は日本で初めてとなります。鶴岡が世界に誇り得る地域資源は、食文化だけではありません。日本で唯一シルク産業の全工程が今でも集積する地域であり、日本の本格的な絹産地の北限でもあります。明治期以降、絹の産地として栄えた鶴岡の養蚕と絹織物の伝統・文化を次世代に伝えていくとともに、絹産業の振興を図るため、鶴岡市では平成22年度に「鶴岡シルクタウン・プロジェクト」をスタートさせました。
「地域独自の豊かな生活文化」が「創造都市」を育むという視点から「生活文化創造都市推進事業」に取り組んでいる、一般財団法人日本ファッション協会では、このほど鶴岡市、鶴岡商工会議所と共催で、世界に誇るべき地域資源である“鶴岡シルク”を生かしたまちづくりの実現に向けて、シンポジウム「鶴岡地域会議」を開催します。
基調講演には、昨年、ユネスコの世界文化遺産に登録された富岡製糸場の歴史的な評価・価値を研究されている富岡製糸場総合研究センターの今井幹夫所長を迎え、富岡製糸場の価値と魅力について、まちづくりの視点を含めお話いただきます。
パネルディスカッションでは、“鶴岡シルク”の価値と魅力を明らかにするとともに、その海外展開の可能性を多様な視点から探っていきます。鶴岡シルクとまちづくりに関心のある方、ぜひご参加ください。
日時:平成27年11月18日(水)15:00~18:00
会場:マリカ市民ホール(JR鶴岡駅前)
入場:無料
主催:一般財団法人日本ファッション協会
共催:鶴岡市 鶴岡商工会議所
後援:日本商工会議所 山形県商工会議所連合会
お申込み:以下の専用サイトにて受付
http://www.japanfashion.or.jp/fashiontown/event/turuoka_bosyu/