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宇部市

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市内東部に位置し、常盤湖を中心に緑と花と彫刻に彩られたときわ公園がUBEビエンナーレの会場となっています。

宇部市は、本州西端の山口県の南西部に位置し、明治期以降、石炭産業の振興によって発展し、エネルギーの需要構造の転換にもいち早く対応した近代的な産業都市であり、近隣7市町による「山口県央連携都市圏域」の連携中枢都市です。

急激な工業化の進展に伴い生じた公害問題に対し、産官学民一体となった「宇部方式」による公害対策に取り組み、環境改善を図った実績は、産業発展と市民福祉の調和を目指す先進的事例として広く知られるところとなり、1997年には、国連環境計画(UNEP)から「グローバル500賞」を受賞しました。

この市民一丸となった自治精神の高揚とまちづくりへの情熱は、公害の他、街を覆う暴力や青少年非行の急増などに対してその後の「緑化運動」や「花いっぱい運動」など様々な分野に幅広い展開を見せ、特に彫刻によるまちづくりについては、国内有数の歴史と権威を誇る「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」の開催を始め、市内随所への作品の設置など、宇部市固有の情景を醸成しています。

主な創造都市(農村)の取組紹介

街の緑化運動の一環として1961年に開催された「宇部市野外彫刻展」は、名称を変えながらも2年に一度のビエンナーレ方式により開催しています。

現在、UBEビエンナーレは、日本最大級の野外彫刻の国際コンクールとして展開しており、宇部市所蔵の野外彫刻作品は、国内屈指のコレクションとしてますます充実しています。 所有している野外彫刻は約200点あり、そのうち約半数は彫刻展の開催されるときわ公園に、残り半数が市街地に展示されており、都市景観の向上や生活空間での芸術鑑賞といった「潤いのあるまちづくり」に加え、まち全体が野外彫刻の美術館となっています。

また、日本で初めて「彫刻によるまちづくり」に取り組んだ先人たちの精神(こころ)と取組を受け継ぎ、まちづくりの原点である“ひと”と“まち”の活力を生みだすため、2015年からUBEビエンナーレを核として、芸術作品から身近なアートまで、そして地元の食や文化を見て、感じて、体験できるエリアがまちじゅうにひろがる「UBEビエンナーレ×まちじゅうアートフェスタ」の開催に取り組んでいるところです。

また、2017年に、全国ではじめて「共生社会ホストタウン」に登録され、アートとスポーツを柱に、心と街のバリアフリーに取り組み、誰もが生き生きと暮らせる共生社会の実現を目指しています。さらに、2018年には「SDGs未来都市」及び「中枢中核都市」に選定されSDGs(持続可能な開発目標)等の達成に向け、各施策を推進しています。

宇部市渡辺翁記念会館は、宇部市の発展の基礎を築いた渡辺祐策翁の功績を記念して、1937年に建設されました。建築家、村野藤吾の設計の傑作として、また音響効果の優れたホールとして知られており、2005年に国の重要文化財に指定されています。

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