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創造都市とは

創造都市(Creative City)とは、グローバリゼーションと知識情報経済化が急速に進展した21世紀初頭にふさわしい都市のあり方の一つであり、文化芸術と産業経済との創造性に富んだ都市です。

産業空洞化と地域の荒廃に悩む欧米の都市では、1985年に始まる「欧州文化首都」事業など「芸術文化の創造性を活かした都市再生の試み」が成功を収めて以来、世界中で多数の都市において行政、芸術家や文化団体、企業、大学、住民などの連携のもとに進められています。

世界の動き

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)も、文化の多様性を保持するとともに、世界各地の文化産業が潜在的に有している可能性を都市間の戦略的連携により最大限に発揮させるための枠組みとして、2004年より「創造都市ネットワーク」事業を開始し、7つの分野で創造都市を認定、相互の交流を推し進めています。 日本では、神戸市(デザイン)、名古屋市(デザイン)、金沢市(工芸)、札幌市(メディアアート)、鶴岡市(食文化)、浜松市(音楽)、篠山市(工芸)の7都市が認定を受けており、他にも多くの都市が認定に向けて活動を行っています。

文化庁の支援

文化庁では、文化芸術の持つ創造性を地域振興、観光・産業振興等に領域横断的に活用し、地域課題の解決に取り組む地方自治体を「文化芸術創造都市」と位置付け、文化庁長官表彰の文化芸術創造都市部門(2007年度~)、創造都市推進事業(2009年度~)、創造都市モデル事業(2010~2012年度)など、創造都市への取組を支援しています。  2014年3月に策定された文化芸術立国中期プランにおいて、2020年を目途にCCNJの加盟自治体数を約170にすることを目標に掲げ、また、一定の基準を満たした加盟都市に対して、国の事業の採択や配分等において配慮する旨を記しております。

日本国内の取組

日本国内の取組詳細については、「CCNJ調査研究報告」および「ネットワーク参加団体からの情報発信」をごらん下さい。

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