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多賀城市

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東北地方全体を治める拠点として創建された陸奥国府の遺跡である多賀城跡。

多賀城市は宮城県のほぼ中央、太平洋岸に位置し、政令指定都市である仙台市や漁港で有名な塩竈市、そして日本三景の松島に隣接しています。土地はおおむね平坦で1年を通じて過ごしやすく、住宅都市として発展してきました。

神亀元年(724年)、奈良の平城京を中心とした律令政府のもと、東北地方全体を治める拠点として、市名の由来ともなった陸奥国府多賀城が創建されました。仙台平野を一望できる松島丘陵の先端に、今も遺跡が残ります。

その遺跡の南辺に、歌枕で有名な「壺の碑(多賀城碑)」がたたずみます。松尾芭蕉は、一千年以上も変わらぬ姿でたたずむこの碑と対面し、「泪も落つるばかり也」と『おくの細道』にしたためています。

主な創造都市(農村)の取組紹介

「壷の碑」全国俳句大会、大伴家持のつどい短歌大会

数多くの文人・歌人が訪れた、古代から続く詩へのあこがれの地「多賀城」で毎年開催されている恒例の文化行事です。

多賀城万葉デジタルミュージアム

洋画家・故日下常由氏が万葉集を題材に制作した絵画は、古代の文化、生活の情景感にあふれ、万葉人の情緒の豊かさや深さに感じ入ることができます。多賀城市では、日下氏の絵画をデジタルアーカイブ化することによってデジタルミュージアムを構築し、インターネットサイト等により広く公開しています。これにより、学習資源としてはもちろん、歴史観光都市多賀城の観光振興資源としても活用されています。

東北随一の文化交流拠点づくり

大型書店に加え、カフェやレストラン等の商業施設が併設する新市立図書館、国内屈指の音響施設を有する文化センターの音楽ホール、更に特別史跡多賀城跡のほど近くにある東北歴史博物館。これらの特徴的な文化施設群が立地するエリアで、文化芸術や歴史との出会いを通じて、より多くの市民が交流し、いきいきと活動するための発見と創造が生まれる「東北随一の文化交流拠点づくり」に取り組んでいます。

TAGAYASUプロジェクト

「東北随一の文化交流拠点づくり」の具体的なアクションとしてTAGAYASUプロジェクト(※「TAGAYASU」とは、「文化(culture)」の語源である「耕す」と「多賀城」を掛け合わせた造語)と名づけた多様な文化プログラムを展開しています。2016年3月の「多賀城市世界絵本フェスタ」を皮切りに、「スペースオペラKEGON」「多賀・光の幻舞」「多賀・光の多面体」などの創作舞台公演、「多賀城・万灯会」「幸せ色の多賀城」など、史跡をユニークベニューとしたアートインスタレーションなどを開催しております。

大型書店併設により45万冊の書籍が集積する「知の拠点」として、2016年3月に開館した多賀城市立図書館。壁一面に配架された本の圧倒的な存在感に訪れる者の知的好奇心がわき起こります。
上:2016年3月に多賀城市世界絵本フェスタで上演された多賀城版オペラ「魔法の笛」。
下:2018年8月に特別史跡多賀城跡等を会場に開催したアートインスタレーション「幸せ色の多賀城」。

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