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竹田市

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難攻不落の険城「岡城跡」(国指定史跡)は、『荒城の月』のモチーフとなった竹田市を代表する名所・旧跡です。

竹田市は大分県の南西部に位置し、周辺をくじゅう連山、阿蘇外輪山、祖母傾(そぼかたむき)連山など九州を代表する山々に囲まれ、湧水群や高原をもつ自然豊かな地域である。

昭和29年、当時の竹田町、豊岡村、玉来(たまらい)町、松本村、入田(にゅうた)村、嫗岳(うばたけ)村、宮砥(みやど)村、菅生(すごう)村、宮城(みやぎ)村、城原(きばる)村の10カ町村の合併により市制が施行され、その後、昭和30年7月に大野郡緒方村から大字片ケ瀬(かたがせ)が編入。

平成17年4月1日には、荻町、久住町、直入(なおいり)町と合併して新しい竹田市が誕生した。

大自然を生かした農業が基幹産業である一方、豊かな歴史的遺産や芸術資源も多数有しており、歴史や文化にもふれ合える観光にも力を入れている。

主な創造都市(農村)の取組紹介

竹田市は、歴史的経緯や地域特性を背景に、地域の芸術・文化活動が長年行われている。 また、市は全国に先駆けて2009年に「農村回帰宣言」を行い、移住・定住に対するきめ細やかな支援を行っている。これらの文化芸術活動や移住定住促進の拠点として竹田総合学院(TSG)を創設し、地域特性を生かした人材育成と、就労・起業支援、地域資源の発掘を行っている。

農村回帰宣言と移住定住

少子・高齢化、過疎化の克服、コミュニティの再生につながる移住、定住の促進戦略として全国に先駆け、平成21年6月に農村回帰を宣言、同年12月には100万人のふるさと回帰を目指す認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」と相互協力協定を締結する。

加えて、平成22年6月に「内に豊かに外に名高く」をコンセプトに都市で生活している皆さんの農村回帰の受皿として「竹田市農村回帰支援センター」を設立。移住定住希望者に対しサポート態勢や支援制度を提供するとともに、市独自の空き家・空き店舗を活用した積極的な誘致を展開している。

竹田総合学院(TSG)

農村歴史観光都市としての地域特性を生かした人材育成と就労・起業支援、地域資源の発掘・利用の研究を行うことを目的に、平成26年4月に開設。

廃校をリニューアルし、農村回帰支援事業により移住した工芸家や職人を迎え、インキュベーション型工房を運営する。国内外から優れた芸術家や工芸家などが滞在制作しているアート・レジデンスにも活用されている。

竹田市アート・レジデンス・プロジェクト

平成26年5月に竹田市アート・レジデンス・プロジェクトが発足した。このプロジェクトは、竹田市の魅力を情報発信し、市民が作家の滞在施設を登録して創作活動を行い、そこに竹田市での創作活動を希望する作家が国内外から訪れ、一流の感性で捉えられた竹田の風土を、作品を通じて発信している。

岡藩の城下町は、商家の周辺を武家屋敷が取り囲んでいます。中でも、殿町と寺町に所在する武家屋敷通りは、往時の景観を残しています。
竹田総合学院(TSG)の多目的スペース。 インキュベーション工房を利用する工芸家や職人の情報交換や語らいの場として活用されています。

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