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内子町

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内子町中心市街地を上空からの写真
中央左側の通りが「重要伝統的建造物群保存地区」

内子町は愛媛県のほぼ中央に位置し、面積の約8割を山林が占める典型的な中山間地域です。町の中央を一級河川・肱川の支流である小田川が流れ、その下流域に形成された内山盆地に中心市街地があります。温暖な瀬戸内式気候ながら盆地のため寒暖差が大きく、その特性を生かした柿・ブドウ・桃・栗などの果樹栽培が盛んに行われています。また四国カルストに位置する景勝地・小田深山渓谷や棚田百選に選ばれた泉谷など、豊かな自然と美しい農村景観に恵まれています。
中心市街地には、製蝋業で栄えた江戸後期~明治期の町並みを残す八日市・護国重要伝統的建造物群保存地区や大正5年創建の芝居小屋「内子座」(重要文化財)などがあり、歴史と文化の薫るまちづくりを進めています。

主な創造都市(農村)の取組紹介

内子町は「町並みから村並み、そして山並みへ」をキャッチフレーズに、風土に息づく歴史・文化を核としたまちづくりに取り組んでいます。
◆八日市護国地区町並保存会
昭和51年4月、歴史的環境を保全しながら、快適な住まいの環境整備を図ることを目的として、八日市護国町並保存会が結成されました。保存会は行政と共に町並保存運動を推進し、重要伝統的建造物群保存地区選定の大きな力となりました。保存を続けていくことは住民にとっても精神的、経済的に負担もありますが、先人が残された伝統的な町並みを磨き、輝かせて、次世代に受け継いでもらうよう活動しています。
◆内子座(重要文化財)の復原と活用
内子座は、製蝋業などで栄えていた大正初期に、芸術・芸能を愛してやまない町民の熱意と浄財によって建てられました。老朽化のため取り壊しになるところを、町並保存の気運の高まりを受けて昭和60年に復原修理し、劇場として再出発。以降、伝統芸能をはじめとする多彩な公演が催されるとともに、町民の芸能発表会や学芸会などの舞台として活用されています。また、これら催しの企画・運営を行政と町民が協働して担うことにより、文化芸術の拠点としての役割を果たしています。
◆姉妹都市ドイツ・ローテンブルク市との国際交流活動
町並保存をテーマに開催したシンポジウムに、中世の街並の保存で有名なローテンブルク市の市長(当時)に登壇いただいたことがきっかけとなり、交流がスタート。以降、毎年の青少年海外派遣事業をはじめ、職人技術研修、行政研修など、さまざまな分野で交流を深め、平成23年に姉妹都市盟約を締結するに至りました。町においては町民・企業からの寄付と行政の拠出金により財団法人内子町国際交流協会を設立。「人づくりはまちづくり」「face to face」を基本に、協会と行政が連携して草の根の国際交流活動を展開し、世界とつながるまちづくりに取り組んでいます。

昭和57年に国の選定を受けた八日市・護国地区の「重要伝統的建造物群保存地区」
大正5年に創建された芝居小屋で、平成27年に国の重要文化財に指定された「内子座」

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