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剣淵町

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絵本の館です。おうちにいるような感覚でゆっくりくつろげます。

剣淵町は、道北の都市である旭川市から、北に向かって約45㎞の距離に位置する人口約3,300人足らずの小さな町です。中央を天塩川の支流・剣淵川が流れ、流域には農業に適した平野が広がっており、豊かな郷土が築き上げられています。

総面積の約半分を占める農耕地を基盤とする農業を基幹産業とし、総就業人口の約4割を農業就業人口が占めています。自然豊かな大地で採れた農産物や、それらの素材を活かした加工品などのおいしい特産品がたくさんある魅力的な町です。

昭和63年以降、町の若者が絵本による温かいまちづくりを始め、まちでは絵本の持つ「温もりと優しさ」に触れ、思いやりある豊かな心を育んでいます。「心の栄養は絵本で」「体の栄養は無農薬野菜で」を合言葉に農村の町が文化芸術の力によるまちづくりに取り組んでいます。

主な創造都市(農村)の取組紹介

昭和63年、当時児童図書編集長であった松居友氏を招き、「すばらしい絵本の世界とまちづくり」の講演会を行いました。「剣淵の田園風景は、フランス、ドイツの田園風景にどこか似ていて、この町に絵本の美術館ができたらどんなに素晴らしいことか。」とのアドバイスを受け、以降絵本をテーマにした町づくりに取り組み始めました。昭和63年に商工会青年部、農業者などの有志の方たちが「けんぶち絵本の里を創ろう会」を結成、以降「絵本の里づくり」の中心を担っています。

絵本の館

平成3年8月に旧役場庁舎を改装、開館し、平成16年6月に現在の場所に新築移転しました。約40,000冊の絵本を収蔵し、絵本の読み聞かせ、施設内での創作教室などを開き、「絵本の里づくり」の活動拠点として、重要な役割を果たしています。また、館内の「喫茶・らくがき」は障害者の自立と社会参加の場として、社会福祉施設が運営を担っています。

けんぶち絵本の里大賞

平成3年、絵本の館来館者から一番多く選ばれた絵本に贈られる賞として、「けんぶち絵本の里大賞」が創設されました。これまで26回の実績を積み、ここ数年は280~340点程度の応募があり、幅広く絵本作家や絵本出版社に知られています。大賞の副賞には、剣淵町農産物が贈呈されるなど剣淵町の基幹産業である農業とのつながりも大切にしています。

このような「絵本によるまちづくり」が評価され、平成27年度文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)を受賞しました。

絵本の里大賞の様子です。
どこまでも広がる剣淵の農村景観。

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