福岡県文化団体連合会
- 福岡県下の小・中学校、特別支援学校の児童、生徒に真の芸術を見て、体験してもらうために、能楽、狂言、邦楽、日舞・吟剣詩舞、音楽、演劇などの芸術団体を派遣する事業
福岡県文化団体連合会は、県内の文化団体の相互の連絡協調を図り、各種の広域的文化事業を実施し、文化活動の情報センターとして、県民文化の振興及び地域の活性化に寄与することを目的に、平成4年に設立された団体です。 設立以来、本県における芸術文化の振興を図り、県民の文化活動への参加と発表の場を提供するため「ふくおか県民文化祭」の開催や、児童生徒の健全育成のため、芸術家を小中学校に派遣する「芸術体験講座」事業を実施するなど、県内各地において多彩な文化芸術事業を重点的に展開しています。また、平成19年度から、「県民文化大学」や福岡県ゆかりの人物を紹介する「県民ふるさと文化講座」を開催するとともに、毎年、特別講座を実施しています。昨年度は、明治維新150年を記念して各講座を開催しました。 また加盟団体は、福岡文化連盟、北九州文化連盟などの地域別63団体、日本舞踊・華道・伝統文化などの分野別26団体の合計89団体にのぼり、個性あふれる文化活動を通して、文化振興を図るとともに、文化芸術が持つ創造力で、地域創生を目指します。
主な創造都市(農村)の取組紹介
地域別事業
「ふくおか県民文化祭」を、地域ブロック(9ブロック63団体)ごとに展開し、他地域との文化交流を図るとともに、県民の文化活動への参加を促進しています。
分野別事業
県内各地で開催されている分野別文化団体(7ブロック26団体)の活動に対し、発表の場を提供し、文化団体の活性化と交流を促進すると同時に、県民に芸術文化鑑賞の機会を提供しています。
子ども文化事業(芸術体験講座)
県内小中学校及び特別支援学校の児童生徒を対象に、平成17年度から芸術体験講座を開催しています。 日舞、能楽、邦楽など伝統文化の継承者や、音楽、演劇などのプロの芸術家が学校を訪問、子どもたちに手ほどきし、実際に体験をすることで芸術の楽しさ、素晴らしさを伝える事業です。
自主企画事業
①県民文化大学・県民ふるさと文化講座(月1回文化講座)
テーマは、「明治維新150年記念」(平成30年度)、「福岡の文化を創った国際人たち」(令和元年度)など
②県民文化大学特別講座(年1回特別文化講座)
- 原口泉氏講演会「明治150年と九州の動き」(平成30年度)
- 岡部定一郎講演会「福岡かるた風土記」(令和元年度)
③ふるさと文化誌編纂事業
ふるさとの自然や歴史・文化を語り継ぎ、地域文化の振興及び地域づくりに寄与することを目的に、平成24年度から年1回発行しています。
- 「嘉麻の里物語」 (第1号、平成24年度)
- 「那珂川の里物語」(第2号、平成25年度)
- 「八女の里物語」 (第3号、平成26年度)
- 「みやまの里物語」(第4号、平成27年度)
- 「田川の里物語」 (第5号、平成28年度)
- 「ゆくはし美夜古物語」(第6号、平成29年度)
- 「いとしま今昔物語」(第7号、平成30年度)
- 「うきはの里物語」(第8号、令和元年度)
- 加盟団体である福津市文化協会が平成14年に明治、大正期に上演されていた人形浄瑠璃を復活させた。現在、小学生を含む20名程度の会員が保存会に所属し、上演を行っている。
- 毎年、10月から12月にかけて、福岡県と共催して県内全域で「福岡県民文化祭」を開催している。本年度は、地域別9事業、分野別11事業、計20事業を実施した。