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松戸市

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国内で唯一、一般公開されている徳川家の住まい「戸定邸」。新しい文化や技術を暮らしに取り入れた昭武の歴史が残る邸宅を会場として、様々な文化芸術イベントが開催されています

千葉県の北西部に位置し、江戸川を隔てて東京都と隣接しています。人口は約49万人、市域面積61.38kmの中に鉄道6路線23駅があり、駅を中心に商店街や住宅街が形成され、生活の利便性が高い都市を形成しています。

市内には、国指定重要文化財の「旧徳川家松戸戸定邸」、国指定名勝の「旧徳川昭武庭園(戸定邸庭園)」、市指定無形民俗文化財の「松戸の獅子舞」、松戸神社の「神幸祭」など歴史的に価値の高い文化資源があります。

近年は、「文化の香りのする街」の構築に向けて、文化芸術、国際交流、観光振興を一体的に捉えて地域や経済の活性化施策の展開を目指しています。

主な創造都市(農村)の取組紹介

平成26年3月に「松戸市文化芸術振興基本方針」を策定し、教育行政による文化施策に加え、文化芸術を機軸とした産業振興や観光振興、地域活性化といった創造都市に向けた取組を開始しました。

日常の生活の営みそのものを文化や芸術と捉えて、豊かな表現に満ちた「暮らしの芸術都市」を創造する試みを行っています。

「一宿一芸」のアーティスト・イン・レジデンス

松戸駅西口徒歩2分の好立地にあるパチンコ店「楽園」の協力のもと、元ホテルの部屋だった2フロアで、松戸宿の歴史伝統を踏まえた「一宿一芸」をコンセプトとする、アーティストの国際的な滞在制作拠点とクリエイターのアトリエ「PARADISE AIR」を運営しています。「ロングステイ・プログラム」「ショートステイ・プログラム」などの滞在プログラムがあり、滞在アーティストたちが作品制作を行う他、地域の人へのインタビューや子どもたちに向けたワークショップを行うなど、交流もさかんです。日本を代表するアーティスト・イン・レジデンスになることを目指しています。

歴史文化資源の新たな魅力発信

最後の水戸藩主で徳川慶喜の弟・徳川昭武の屋敷「戸定邸」では、庭園に面した表座敷棟(大広間)で、クラシック音楽やフレンチジャズなどのコンサートを開催しています。また、国内外の研究者やアーティストによる最先端の科学を駆使した芸術作品の展示・トーク・ワークショップなどを行う、科学、芸術、自然をつなぐ国際フェスティバル「科学と芸術の丘」も開催されます。戸定が丘歴史公園をはじめとする歴史文化資源を撮影場所にしたコスプレイベントを開催し、ポップカルチャーイベントとしての集客だけでなく、参加者が新たな切り口で松戸の魅力を発信しています。

公園を舞台とした創作・表現活動

東京ドーム11個分の面積を有する「21世紀の森と広場」では、公園を“シアター”に変貌させる「ドコでもシアター」や、作家・アーティストたちが公園内に作品を展示する「松戸アートピクニック」、食やコンサート・ワークショップなど様々な体験が楽しめる「松戸モリヒロフェスタ」などを開催しています。また、松戸駅近くの松戸中央公園で実施する「アートパーク」では、大学と地域の保育所や子育てサポートのNPOなどの団体が協力して、子どもたちの創造性を育み、場所や活動の記憶を残す取り組みを行っています。

コンテンツ産業の振興

これまで、コンテンツ事業者が創業・立地してきた経緯に加えて、「暮らしの芸術都市」の取り組みにより、多くの若手アーティストやクリエイターが移り住んできています。市では、松戸コンテンツ事業者連絡協議会と連携して、企業のみならず専業・兼業の個人クリエイターの市内への誘致や起業経営支援、活動支援をはじめ、体験イベントやプログラミング教室・トークショー・セミナーなどの開催を通じて、市民の皆さんが創造的なコンテンツに触れる機会を増やしたり、異業種のマッチングなどを促進して、市内のコンテンツ産業の活性化を図り、創造的な街づくりにつながる取り組みを進めています。

「PARADISE AIR」に滞在するアーティストたちは、子どもたち向けのワークショップを実施したり、地元のお神輿に参加させてもらうなど、地域の人との交流もさかんに行われています
コンテンツ産業振興事業のひとつとして、次世代を担う子どもたちの創造性やクリエイティブな思考力を育もうと、楽しく学べるプログラミング教室を定期的に開催しています

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