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徳島県

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天然の藍染料“すくも”の製造

徳島を東西に流れる「吉野川」は、別名「四国三郎」とも呼ばれる暴れ川で、かつては毎年のように氾濫をおこしていました。そこで流域の農民たちは洪水前に収穫できる藍づくりを始めます。
吉野川流域で作られる天然藍染料「阿波藍」は、元禄期、木綿の生産とともに需要が急増し、江戸末期から明治にかけて最盛期を迎えます。この「阿波藍」の富が徳島の伝統的な「阿波人形浄瑠璃」や「阿波おどり」といった民俗芸能を発展させてきました。
また、四国霊場発心の道場といわれる徳島は、お遍路を暖かく迎える「おもてなし」の精神が息づいています。これが第一次世界大戦時の板東俘虜収容所における奇跡の交流を生み、今や全国で歌われ、年末の風物詩となった「ベートーヴェン第九」が、アジアで初めて徳島で演奏されました。
こうした歴史を踏まえ、徳島県では「阿波藍」、「阿波人形浄瑠璃」、「阿波おどり」、「ベートーヴェン第九アジア初演」を「あわ(阿波)文化」4大モチーフに位置づけ、継承・啓発に取り組んでいます。

主な創造都市(農村)の取組紹介

「あわ三大音楽」振興事業

徳島では、阿波おどりや阿波人形浄瑠璃の伴奏で使用される三味線などの和楽器が身近にあることや、三曲、長唄のほか、吟詠や謡曲などの多種多様な邦楽文化が息づいています。
また、全国各地で開催されているジャズストリートの中でも全国一の開催回数を誇り、30年以上続く「徳島ジャズストリート」、さらにベートーヴェン第九アジア初演から続くクラシック音楽。この「邦楽」・「ジャズ」・「クラシック」を徳島に息づく音楽「あわ三大音楽」とし、振興・発展に取り組んでいます。

3大国際スポーツ大会開催に向けて

「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」は世界的なスポーツの祭典であるとともに、日本の文化を世界に発信する絶好の機会です。現在、「東京2020参画プログラム」をはじめ、さまざまな文化プログラムが全国各地で開催されています。
徳島県では「ラグビーワールドカップ2019」、「ワールドマスターズゲームス2021関西」の3大国際スポーツ大会開催を契機に「阿波藍」をはじめとする「あわ文化4大モチーフ」の継承・啓発、邦楽・ジャズ・クラシックの「あわ三大音楽」振興・発展などの文化プログラムに取り組んでいます。

県民参加型のビッグバンド 徳島JAZZ楽団
農村舞台での人形浄瑠璃公演

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