京都府文化スポーツ部文化政策課では「国際京都学シンポジウム―ユネスコ世界記憶遺産に向けて―」と題し、9月、10月、11月の3ヶ月にわたりシリーズ連続全3回のシンポジウムを開催しますのでお知らせします。
第1回 時の詩―京都の記憶を世界へ―
開催日:9月19日(土曜日) 会場:京都劇場 定員:600名(事前申込制・参加費無料)
河村 晴久/観世流能楽師 3歳で初舞台を踏み、能楽師として歩み出す。日本初の無形文化遺産でもある「能楽」の普及のために、世界各地で実演指南や講演活動を展開。これまでに、アメリカやロシアなどのほか、パリのユネスコ本部など、世界各地で日本の伝統芸能を通じた文化交流活動を行なう。演能や解説を通じて次世代育成にも注力する。 |
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近藤 誠一/近藤外交・文化研究所代表、前文化庁長官 40年におよぶ外務省関係のキャリアのうち、20年近くを海外で従事する。文化庁長官時代に携わった富士山の世界遺産登録での「三保松原の逆転登録」に関する多大な貢献は記憶に新しい。主著に『FUJISAN 世界遺産への道』(毎日新聞社)、『ミネルヴァのふくろうと明日の日本』(かまくら春秋社)など。 |
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髙村 薫/直木賞作家 歴史的事件をモチーフにした作品群や、綿密な裏付け調査から題材に鋭く切り込む作風から“社会派小説家”とも評される。代表作に『神の火』(新潮文庫)、『マークスの山』(新潮文庫/直木賞受賞)、『レディ・ジョーカー』(毎日新聞社/毎日出版文化賞)、『新リア王』(新潮社/親鸞賞受賞)、『太陽を曳く馬』(新潮社/読売文学賞受賞)など。 |
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金田 章裕/京都府特別参与、京都大学名誉教授 歴史地理学者として研究に従事する一方、その知見を生かし日本の自然や文化的景観の保全に関する数多くの活動を手がける。現在、京都府特別参与として国際京都学センター開設準備に従事。数多くの専門書のほか、一般書に『文化的景観―生活となりわいの物語』(日本経済新聞)、『タウンシップ ―土地計画の伝播と変容』(ナカニシヤ出版)など。 |
プログラム
時 間 | 内 容 | タイトル | 登壇者 |
開演前 | 映 像 | プロモーション映像上映 | |
14:00~14:20 | 能 | 『屋島』 | 河村 晴久 |
14:25~14:30 | あいさつ | ||
14:30~15:00 | 基調講演 | 「世界と京都の記憶遺産」 | 近藤 誠一 |
15:00~15:40 | 記念講演 | 「人間の暮らしと記録」 | 髙村 薫 |
15:50~16:30 | 鼎 談 | 「歴史を刻む、未来へ伝える」 | 司会)金田章裕、河村・近藤・髙村 |
受付期間: 2015年7月10日(金曜日)~8月10日(月曜日)
業務時間: 平日9時から17時まで
(時間外や土・日・祝日は留守番電話に録音ください。次の業務日にお返事いたします)
応募方法: 事前申込制・参加無料 ※応募多数の場合は抽選
はがき、FAX、電子メール、電話にてお申し込みください。/1通につき2名様まで(人数明記)
※申込時確認事項 (必須)氏名、住所、連絡先電話番号
住 所: 〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号: 075-411-5000 ファックス: 075-411-5001 電子メール: 411-5000@pref.kyoto.lg.jp
10月、11月の開催スケジュール
- 第2回 「東寺百合文書の現在と未来」 10月12日(月曜日・祝日)13:00~16:30 会場:京都府立大学
- 第3回 「港を行き交う記憶― 舞鶴引き揚げ資料から ―(仮)」 11月21日(土曜日)13:30~16:30 会場:龍谷大学響都ホール
主催・後援・助成
【主 催】京都府、舞鶴市、京都府立大学、京都新聞 【後 援】共同通信社京都支局、NHK京都放送局
【助 成】文化庁 平成27年度 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業