奈良市

ならまちの町並み。歴史的景観が維持されています。

奈良市は、「日本人の心のふるさと」として毎年約1,300万人の観光客が訪れる国際文化観光都市です。一方で、市西部には学園前、富雄地区、北部には平城ニュータウンなど住宅地が広がり、京阪神のベッドタウンという側面も持っています。
平成14年には中核市となり、平成28年4月1日現在で面積276.94k㎡、人口36.1万人となっています。

なお、市制100周年に当たる平成10年には、「古都奈良の文化財」として8資産群がユネスコの世界遺産に登録されました。奈良市ではこれらの歴史的資産を活かしたまちづくりを進めています。

主な創造都市(農村)の取組紹介

奈良市の古い町並みが残る地域は「奈良町」と呼ばれています。「奈良町」の南側の地域は住民のまちづくりの活動をきっかけに「ならまち」と呼ばれるようになり、行政と地域が連携してまちづくりに取り組んでいます。

このエリアには「ならまちセンター」をはじめ、わらべうたの館「音声館」、文化勲章受章者でかな書の第一人者であった杉岡華邨氏を顕彰する「杉岡華邨書道美術館」、「名勝旧大乗院庭園」の一角にあり歴史的文化遺産に親しむことのできる「名勝大乗院庭園文化館」、奈良の伝統工藝を紹介し、その技術の継承に取り組む「なら工藝館」、奈良市に残る古文書や歴史資料の収集、調査、保管、公開などを行っている「史料保存館」などを、歴史的景観と調和を図って配置し、景観の維持をめざすとともに、地域文化の振興を図っています。

ならまちの代表的な取り組みの一つに「ならまちわらべうたフェスタ」があります。
毎年10月の第3日曜日に開催され、今年で21回目を迎えた催しで、実行委員会が主催し、昔懐かしい遊びや風情が感じられるイベントとして、古都奈良の秋の風物詩となっています。
ならまちセンターや音声館を中心に、ならまち界隈の様々な施設でわらべうた遊び、ヨーヨー釣り、からくりおもちゃ作りなどの遊びや催しが一斉に行われ、町には大勢の子供たちがあふれます。平成21年にはこの取り組みが評価され日本ユネスコ協会連盟「第1回プロジェクト未来遺産」にも登録さました。

一方、「奈良町」の北側の地域は住民のまちづくり活動をきっかけに「きたまち」と呼ばれるようになりました。この地域においても、地域の文化、伝統行事等の観光資源の発掘や調査を行う「まちかど案内所(奈良市きたまち鍋屋観光案内所・奈良市きたまち転害門観光案内所)」を設置して、行政と地域が連携したまちづくりを進めています。

平成10年に「東大寺」「興福寺」「春日大社」「元興寺」「薬師寺」「唐招提寺」「平城宮跡」「春日山原始林」の8資産群が「古都奈良の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
これらの世界遺産をはじめとした歴史的資産に誇りを持ちつつ、それらの効果的な活用を図り、都市格の向上をめざしています。

奈良市は世界に誇る文化遺産の宝庫であり、日本の伝統文化が息づくまちです。このすばらしい地域の「文化力」を活かし、文化の薫り高いまちづくりをめざして、平成17年度に奈良市文化振興条例の制定に着手し、平成19年に施行しました。

また、平成21年には「奈良市文化振興条例」の基本理念を具体化し、実行に移すため、奈良市文化振興計画を策定しました。
これらの条例、計画の策定には、幅広い皆様の声を反映させるため各々委員会を組織し、学識経験者や芸術家、教育関係者、企業の代表の方々、市民の皆様にご参画いただきました。現在は奈良市文化振興計画推進委員会を組織して計画推進を図っているところです。

平成28年には東アジア文化都市の日本の開催都市に選ばれました。中国の寧波市、韓国の済州特別自治道と共に、さまざまな文化プログラムによる交流を深め国際発信力の強化を図ることをめざし、多様な事業を展開しています。


約半世紀にわたり奈良大和路を愛し、撮り続けた日本を代表する写真家である入江泰吉氏。氏の功績を顕彰するため、奈良市は入江泰吉記念奈良市写真美術館を平成4年に開館しました。また平成25年度からは入江泰吉記念写真賞を創設、平成26年度より氏の住まいを入江泰吉旧居として公開しています。
国際的に活躍する映画監督である河瀨直美さんが理事長を務める特定非営利活動法人なら国際映画祭実行委員会が、奈良から世界に発信する催しとして「なら国際映画祭」を平成22年から隔年で開催しています。奈良市はこの映画祭の開催を積極的に支援しています。

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