富山県高岡市は、高岡銅器と高岡漆器に代表されるものづくりのまちとして発展してきました。約400年前、加賀藩二代当主前田利長公が高岡城に入城し、高岡のまちを開きました。長い歴史の中で受け継がれてきた「ものづくりのわざと心」が今もなお脈々と息づいています。先人がつくりあげ洗練させてきた「ものづくりの技」を継承しつつ、アルミ、化学・薬品、紙・パルプなどの近代工業がこの地に根付いています。
そんなものづくりのまち高岡市で、町中でモノづくりに出会える4大クラフトイベントが開催されています。
http://bunkasouzou-takaoka.jp/blog/2017/08/10/craft4event2017/
4大クラフトイベントその1
「工芸都市高岡2017クラフト展」
全国各地から1350点もの作品の応募があった「工芸都市高岡クラフトコンペ」の入選作品524点が集まります。
金属・漆・木工・ガラスなど様々な作家の作品の中から、お気に入りを見つけて、購入することもできます。
期間:9月22日(金)~26日(火)の午前10時~午後6時(26日は午後5時まで)
場所:高岡大和4階
http://www.ccis-toyama.or.jp/takaoka/craft/
4大クラフトイベントその2
「高岡クラフト市場街」
全国と地元の作家によるクラフト作品や地場のものづくりを「観る」「買う」「体験する」、さらには地場食材とクラフトを組み合わせたメニューを食べることができます
高岡駅やその周辺、御旅屋通りなどの中心市街地や、土蔵造りの旧家が立ち並ぶ山町筋などで繰り広げられます。
期間:9月22日(木)~26日(月)
会場:高岡駅/駅前地下街、御旅屋通り、山町筋、金屋町など
http://ichibamachi.jp/
4大クラフトイベントその3
「金屋町楽市inさまのこ」
高岡鋳物発祥の地で、今も風情ある町家が連なる金屋町を舞台に、工芸作品の展示・販売やファッションショー、お茶会などを開催します。
今年度のテーマは「和ノ心」。衣食住の視点から、日本ならではの美の捉え方や生活の在り方、和の素晴らしさなどについて再発見させてくれるものとなりそうです。
期間:9月23日(土)、9月24日(日)
会場:金屋町一帯
4大クラフトイベントその4
「銅器団地オープンファクトリー」
今年初となるオープンファクトリー。21社の工場が一般開放され、鋳造から仕上げまでの制作現場を見ることができます。
高岡は精錬、鋳造、加工、仕上、着色といった製品が出来上がるまでの作業工程が分業化されていることが特徴で、この銅器団地は、その全ての作業が団地内で完結する珍しい地域です。
ぜひ、職人さんの技を感じてください。
期間:9月22日(金)~24日(日)10:00~17:00
場所:高岡銅器団地協同組合
https://doukinomirai.jp/