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奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2018-2019」

2018.9.25

奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良」とは

奈良市は2016年、「東アジア文化都市」として、「古都奈良から多様性のアジアへ」をテーマにさまざまな事業を行いました。
中でもコア期間の「古都祝奈良(ことほぐなら)」と題したアートプロジェクトでは、世界に誇る文化遺産を舞台に、 奈良が圧倒的な「場の力」を持つまちであることを内外に発信することができました。
奈良市アートプロジェクトでは、この「古都祝奈良」の趣旨を受け継ぎ、 現代社会がもつさまざまな課題や事柄、そして未来に対して奈良がなすべきこと、 奈良だからできることを、現代のアートを通じて古都奈良を掘り下げて考える機会とし、 奈良に集う国内外の人びとと奈良で生活する人びとが共になって新たな価値の創造につなげていくことをめざしています。 

奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良」公式ウェブサイト

PROGRAM1:対話型アートプログラム
グリーン・マウンテン・カレッジ

「人々が出会い、語り合う」、そんな思考と創造のためのささやかな拠点が、奈良に生まれます。
グリーン・マウンテン・カレッジは対話型のアートプログラムとして、毎回テーマを変え各分野の専門家を招き、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」です。
「学び」とは、さまざまな事がらをさまざまな方法で捉え、咀嚼して自らのものとし、それを未来の他者へと手渡していくこと。
文化は、その学びの膨大な蓄積です。カレッジの象徴である「ティピーテント」のもとに集まった人々と小さな「火」を囲むひとときを過ごしてみませんか。
出入りは自由、どなたでもご参加いただけますので、気軽にお立ち寄りください。
参加無料/ 入退場自由

一、火床を創る:小山田徹

カレッジ発案者であり校長の小山田徹は、焚き火を「世界最古で、世界最小の共有空間」と言います。
第一回は、学び合いの場のスタートとして、小さな火を核にゆるやかに人が集い出会う場と時間をつくります。

日時:2018年10月13日(土)17時-20時
会場:ならまちセンター 芝生広場
 

二、男女と色恋:山田創平×あかたちかこ×小山田徹

そもそも「男」と「女」とは何でしょうか?
都市社会学者の山田創平と、思春期保健相談士として性教育の現場に携わるあかたちかこを交え、男と女が内包するさまざまなトピックについて話し合います。

日時:2018年10月21日(日)17時-20時
会場:JR奈良駅東口広場 
 

三、大きな食卓:チェ・ジョンファ×小山田徹

食器や調理器具で作品「花の舎利塔 Blooming Matrix」を制作する美術家・チェ・ジョンファを囲んで、本校校長・小山田徹とともに、食という人間の豊かな営みについて皆で食事を楽しみながらお話します。 (食事や飲み物は各自お持ち寄りください。)

日時:2018年11月17日(土)17時-20時
会場:奈良国立博物館 新館西側広場 
 

四、私はどこにいるの? 地上編:佐藤知久×小山田徹

震災後の個々人の記録活動や、地球外空間での人間の活動などを研究する文化人類学者の佐藤知久と本校校長・小山田徹が、「わたし」とわたしがいる世界との関わりについて考えを巡らせ、星空の下、小さな火を囲みながら語り合います。

日時:2018年12月1日(土)17時-20時
会場:ならまちセンター 芝生広場 
 

五、私はどこにいるの? 天空編:磯部洋明×松井紫朗×小山田徹

人間の知覚を揺さぶる大規模な作品で知られる美術家・松井紫朗と、太陽の活動現象の研究や人文社会系との共同研究・企画にも携わる宇宙物理学者・磯部洋明を交え、「わたし」の内と外にある宇宙について語り合います。

日時:2018年12月16日(日)17時-20時
会場:奈良公園 浮雲園地 
 

六、耳を澄ます:sonihouse×小山田徹

ゲストは、奈良を拠点に12面体スピーカーなどオリジナルオーダースピーカーの設計・製作を手がけるsonihouseの鶴林万平、長谷川アンナ。
自然の音に耳を澄ませながら、音と空間と人間の豊かな循環について語り合います。

日時:2018年2月2日(土)17時-20時
会場:ならまちセンター 芝生広場 
 

七、繕う:小山田美穂子×西尾美也×小山田徹

家庭洋裁を次世代へ伝えるための教室やワークショップを行う洋裁師・小山田美穂子と美術家・西尾美也をゲストに迎え、集まった皆で手縫いをしながら、思い思いのおしゃべりを紡ぎます。

日時:2018年2月16日(土)17時-20時
会場:鳥見“ふらっと”まんま 

PROGRAM2:美術ワークショップ&展示
チェ・ジョンファ「花の舎利塔 Blooming Matrix」

今回のワークショップでは、参加者が新旧の食器や調理道具、食卓などを積み重ねて、複数の塔を制作します。
食べることは昔も今も変わらずに人間が続けてきた基本的な営みです。
そのために人間が生み出してきたさまざまな道具を、チェ・ジョンファは「枯れない花」だと言います。
それらの「花」が積み重なって咲き誇る塔=マトリックス(ものごとの基盤)は、過去と現在、未来をつなぐハーモニーを生じさせ、いまの生活について見つめ直す時空間へと私たちを誘います。
国際的なアーティスト、チェ・ジョンファとともに身近な素材でアート作品を作ってみませんか。

参加、観覧無料/ 入退場自由

 

ワークショップ

日時:2018年11月17日(土)14時–16時 ※13時30分受付開始
会場:奈良国立博物館 新館前北側通路 

展示

日時:2018年11月17日(土)~18日(日)
会場:奈良国立博物館 新館前北側通路 

日時:2018年11月20日(火)–29日(木)
会場:なら100年会館 2階正面バルコニー
※展示は外からいつでもご覧いただけます。ただし、11/17は16時以降、11/18は17時まで。

PROGRAM3:演劇公演
青少年と創る演劇「ならのはこぶね」

次代を担う若者が創作の過程を演劇のプロとともに経験することで、創造する喜びを体感し、ふるさと・奈良を自分の言葉で語ることができる人材育成をめざす「青少年と創る演劇」。
オーディションで選ばれた中高生の個性を活かした新しい脚本・演出によるオリジナル演劇「ならのはこぶね」を上演します。
入場無料/ 要申込/ 全席自由

<あらすじ>
ときは、現代。学校で奈良(平城)時代の考察、再発見を促された高校生。
教科書を地図代わりに読み進めていくも、歴史に余白が多く実感に辿り着けない。
劇化し発表することを指示された今、実感なしでは作品なんか無理!と大混乱。
学年発表はもう近い!となりのクラス「平安時代」は豪華絢爛。
焦りに焦る「平城」クラス。よりによってキーパーソンの鑑真役はずっと学校来てないし、クラスの仲も良くないし、どうなっちゃうの、私たち。
歴史の海に漂い、小舟で浮かぶ高校生達。
私たちは、遣唐使。時代をまたぐ遣唐使。きっと戻ってきてみせる。
高校生達の歴史の冒険が、航海が、今始まる。

公演情報

日時:2018年12月23日(日・祝)14時開演 ※受付開始13時/開場13時30分(上演時間80分予定)
会場:ならまちセンター 市民ホール  

観覧申込

はがき、FAXに「ならのはこぶね申込」、希望者数、住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、 12月10日(月)までに裏面記載の事務局宛先へ。
または申し込みフォームから事前申込。 後日入場はがきを郵送します。
残席に余裕があれば当日券を会場にて発行します。
※開催日当日のお問合せは、電話:080-7995-5440(奈良市アートプロジェクト実行委員会事務局)までご連絡ください。

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